硫黄島からの手紙

kyoooo2006-12-09

なんだか気になってしまうので、観に行くことにする。
上野の東急と言う所に行く。それほど大きくない昔からある映画館という感じ。初日だからかすでに行列が出来ていたので、30分前だが並ぶ事にする。
列の中に小さな子供を抱いたおばさんが居て、嫌な予感がする。
劇場にはいって、無事に席は確保した。
映画の途中で、嫌な予感が的中した。今まさに米軍が攻めかかってくるというシーンで、子供の奇声が・・・。外に連れ出していたみたいだけど、ドアが少し開いていてしばらく聞こえていた。勘弁して欲しいわ。
横の客も何度も携帯をパカパカと確認している。電源を切るのが常識なんじゃないのか?戦争映画にしては静かなシーンが多いので、周りのつまらんことが妙に気になってしまった。
気になっていた、「イオウトウ」「イオウジマ」は、なんと映画の登場人物は誰一人その言葉を発しない。まあ確かに現場にいる人には必要な台詞じゃないかもしれないが、当事者の気持ちを考えてあえてそういう演出をしているのかも・・・とおもいきや、終盤にラジオから流れてきた子供の歌の中で「いおーじまー」と言っているのが聞こえてきてしまった。惜しい!
変な歌だなと思ったのでエンドロールでクレジットを確認しようと思ったが、出てこなかった。見逃したかも。映画のオリジナルなんだろうか?
あと、戦闘開始から36日間も経過しているようには思えなかった。結構あっさり終わってしまったような印象がする。栗林中将の明晰さより、命令を無視して自決したり特攻しようとしたり敵前逃亡したりする末端の兵士のほうが目立っている気がした。もっと米軍を苦しめた日本軍の活躍が見れるかと思っていたけど残念。
父親たちの星条旗」も見なければいけないのかな・・・。